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3rdparty.jsを主催&登壇してきた

2023/11/19

3rdparty.js を主催 & 発表して、初主催の勉強会にしては成功に終わることができたので、よかったことを記録に残す。


3rdparty.js #1

開催のモチベーション

自社の1人目フロントエンドエンジニアとして開発に従事しており、サードパーティスクリプト周辺技術の知見も少なくネットの文献もMDNを漁りながら開発を進めていた。調べても知見があまり出回っていない界隈なので、他のサードパーティスクリプトの開発者も同じ気持ちだと考え、2023年の初め頃から開催について検討を始めた。

春ごろに社内のテックブログ運営メンバーに相談したところ、温かい援護に背中を押してもらい開催することを決めた。そうしてテックタッチのメンバーに運営に入ってもらい、懇親会費も会社にスポンサーとして協力してもらうことで、3rdparty.jsという勉強会の第1回目を開催させてもらえることになった。

よかったこと

参加企業の呼びかけ

勇気を出してプレイドさんに声をかけて結果多くの方に参加してもらうことができた。ネットワーキング活動が弱めの自分でもTwitterで話しかけてみたら快く技術広報の方に繋いでもらうことができ、その流れで mizchi さんにも登壇していただけたので本当によかった。有名な名前を持っていない勉強会の開催はYoutuberのコラボ戦略と同じく多くの注目を集めるには、影響力の強いエンジニアに参加してもらうことが近道だとわかった。

発表内容のバランス

事前にプレイドさんと内容が被らないよう調整し、サードパーティスクリプト開発の世界観が伝わるバランスのいい発表内容になった。

  • JS/CSS汚染でサードパーティスクリプト開発の面白さ/難しさ
  • ビルドサイズを極限まで絞るための設計
  • 要素が見えている状態とは、ブラウザAPIの深掘り
  • ユーザごとに最適化したサードパーティスクリプトの配信

コミュニティとして開催できた

企業の主催ではなく、あくまで 3rdparty.js というコミュニティとして開催することにこだわった。企業主催の勉強会は採用目的を感じ取られてしまい、かなり有名企業ではない限り人が集まりにくくなる。また、コミュニティとして開催するほうが他の会社さんへの声かけがしやすいと感じている。

実はテックタッチ社として初めて主催する勉強会だったが、この形で開催することができて社内への学びの蓄積も多く、成功に終わったことで今後の勉強会開催の自身にも繋がった。

懇親会の雰囲気作り

懇親会はとても盛り上がって最後まで良い雰囲気での開催で終わることができた。この空気作りは事前に計画したわけではなく、流れで乾杯をLT前にすることになり、同僚の canalun の発表で空気が和み、参加者の方の技術トークを楽しむ姿勢で良いものになったと思う。こういった体験はオフラインならではなので今後もオフラインまたはハイブリッド開催を目指したい。

自分の発表

どんなページでも動かす!JS_CSS汚染を避ける戦い

事前にプレイドさんと発表内容が被らないよう調整した上で、テックタッチのメンバーで 3rdparty JavaScript について話せることの中でウケがよさそうなネタをピックアップして話した。最初はテックリードのtakaに発表してもらう予定だったが、別の登壇を予定していたこともあり在籍歴が長く今までの経緯をある程度把握している自分が発表するようになった。発表内容はコードレビューなどで普段からある程度理解はしていたものの自分で全てやっていない部分もあり、改めて自分の力で理解し直す良い機会になった。

社内のフロントエンドメンバー中心に発表練習に付き合ってもらい構成や細かい表現を何度も修正することができて、今までで一番プレゼン作りのスキルが向上したと感じる。

数年ぶりの登壇で緊張していたこともあり、話す内容をかなり飛ばしてしまい予定時間よりかなり早く終わってしまった。事前に想定質問を考えていなかったこともあり、質疑応答はプロダクトのことをどこまで話してよいのか考えながらでうまく答えられず非常に難しい時間となってしまった。

狙い通り 3rdparty.js の初回開催らしい発表内容にはできたようで、参加者の意見を聞く限りWebのサードパーティスクリプトがどういった開発の世界観なのか理解してもらえたようでよかった。ニッチな分野なのでこのコミュニティでの知見やつながりを大事にして、日本のサードパーティスクリプト開発のレベルを上げるような活動をしていきたい。

おわりに

北海道に引っ越してしまったこともあり、オフライン勉強会に自分の手足を動かした貢献は難しくなってしまったが、オンラインでの調整に動いて2024年初めくらいに次回もオフラインでの開催を目指したい。